【タイ】在タイ日本国大使館が10月15日、令和8年度第2四半期のタイの治安及び一般犯罪等に関する情勢傾向を発表した。※タイトル画像はnewsclip撮影のイメージ写真
海外安全対策情報(令和8年度第2四半期(7-9月))
令和8年度第2四半期のタイの治安及び一般犯罪等に関する情勢傾向についてお知らせします。安全対策等を考える際の参考にしてください。また、当館ホームページの海外安全情報も随時掲載・更新していますので、併せて御確認ください。
【在タイ日本国大使館ホームページ】⇒リンク
1 社会・治安情勢等
(1)カンボジア国境付近における軍事衝突
2025年7月24日、カンボジアとの国境付近において、タイ・カンボジア両国軍による軍事衝突が発生して以降、国境沿いの複数の地域で攻撃が継続しました。2025年12月27日に両国が停戦に合意して以降、大規模な軍事衝突は発生しておらず、一時期に比べて安定した状態にありますが、国境付近に配置された重火器の撤去は進んでおらず、今後の不測の事態が発生する可能性が否定できません。
カンボジアとの国境付近(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県、サケーオ県、チャンタブリ県、トラート県のカンボジア国境から30km以内)については、外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が発出されています。これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。
カンボジア国境から30kmを越えて50km以内の地域については、危険情報「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が発出されています。この地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を取ってください。
(2) タイ深南部テロ情勢
今期、タイ深南部(ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県及びソンクラー県東部)では、イスラム武装勢力が関係すると思われる銃器及び爆発物を使用した事件が、月平均約47件発生しました。
ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県及びソンクラー県の一部(ジャナ、テーパー、サバヨーイ各郡)については、外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が発出されています。これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、上記以外のソンクラー県の各郡については、「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」の危険情報が発出されていることにご留意ください。
2 犯罪傾向等
(1)犯罪傾向
令和8年度第2四半期中の邦人犯罪被害として、33件の届出がありました。前四半期と比較して7件の増加となっております。被害の内訳で一番多いのはスリで、二番目は一般詐欺となっております。
(2)邦人事件簿
令和8年度第2四半期中、入管法違反や関税法違反などの罪により、18名の邦人がタイ当局に逮捕され、9名が退去強制となりました。
(3)その他注意事項
【海外での高額報酬を謳うアルバイト等について】
● 最近、SNSを通じるなどして高額の報酬を目当てにタイに渡航した後、大麻等の違法薬物の運び屋として利用される事案が発生しています。さらに、いくつかのケースでは、その後、あるいは、渡航後に直接、タイ国内又はタイと国境を接するミャンマーのカレン州等の詐欺拠点に連れて行かれて監禁され、場合によっては、暴行、脅迫、身代金の要求等を受けながら、詐欺等の不法行為に従事させられたりするなどの事案が頻発しています。
● 短期間で高額の報酬を得られるような仕事は、海外でも一般的ではなく、タイでは就労ビザ等を取得することなく労働すること自体が違法行為であることを認識し、そのような求人に安易に応募することがないように注意してください。
● もし、応募してしまった場合には、既に個人情報を送ってしまっていたり、途中で止めると危害を加えるなどの脅迫を受けたりした場合であっても、一人で悩むことなく、渡航前に家族や警察に相談してください。
● 渡航後になって、事前に説明を受けた仕事内容と異なる場合や、行き先が分からない車に乗るように指示されたり、乗った車が事前に説明を受けた行き先と異なる場所に向かっていたりする場合には、その時点で暴行・脅迫を受けていない場合であっても、躊躇することなく、最寄りの大使館・総領事館や現地警察(通訳がいる観光警察のホットライン1155番等)に助けを求めてください。特に、国境付近の山岳エリアでは、たとえタイ国内であっても携帯の電波が通じなくなるほか、国境を越えてミャンマー側の少数民族武装勢力の支配地域に入ってしまった場合には、治安当局による救出は極めて困難であり、実際に救出されていない人たちがいることを認識し、都市部を離れて移動させられている場合には、国境地域まで連れて行かれる前に、速やかに助けを求めてください。
● さらに、海外渡航前には、犯罪や事故、災害などのリスクに備えて、以下の安全対策などを講じるようにしてください。
・渡航先の安全情報を確認する
・滞在先、連絡先を家族や知人に伝えておく
・現地での連絡方法(通信環境)をきちんと確保する
・大使館、総領事館及び現地警察などの連絡先を登録しておき、速やかに助けを求められるようにする
【在タイ日本国大使館を装ったなりすましメールについて】
● 最近、当館関係者を装った不審なメールが確認されました。不審なメールはLINE個人アカウントのQRコードを取得しようとする内容で、発信元はフリーメールアドレスとなっていました。心当たりのないメールを受け取った場合は、個人情報を教えるなどの目的で安易に返信することなく、詐欺等の可能性を疑ってご対応ください。また、実際に大使館関係者からのメールであると考えられる場合は、事前に内容に応じた大使館該当部署に連絡の上ご対応ください。
【TDAC(Thailand Digital Arrival Card)に関するトラブルについて】
● 最近、TDAC(Thailand Digital Arrival Card)の公式サイト以外のサイトを利用した結果、登録にあたり料金を請求されたり、クレジットカード情報を入力させられるなどのトラブルが発生しています。インターネット上にはTDACの偽サイト等も存在することから、登録にあたっては公式サイトを利用するよう心がけてください。
○TDAC公式サイト(タイ入国管理局)⇒リンク
【いわゆる「お金見せて詐欺」の被害について】
● バンコク都内では、以前から、中東系や欧米系の男性(または男女)から「日本のお札を見せてほしい」などと声を掛けられ、やり取りをしている間に現金やクレジットカードを抜き取られる、いわゆる「お金見せて詐欺」被害の相談が後を絶たないことから、引き続き注意してください。
【旅券の紛失・盗難に関する注意喚起】
● 旅券の紛失・盗難に関する相談が多数寄せられております。今期中の相談件数は80件(うち盗難は19件)で、引き続き高水準で推移しております。混雑した場所ではバッグやリュックは身体の前に持ち、財布・スマートフォン等の貴重品はズボンの後ろポケットやバッグのすぐ取り出せるところに入れないよう心掛けてください。
● 旅券は貴重品と同様に保管管理に努め、第三者に取り出されやすいリュックの外ポケットなどに無造作に入れることなく、紛失や盗難防止に努めてください。
○当館ホームページ「タイで旅券を紛失(盗難被害)した場合の手続き」⇒リンク
3 テロ・爆弾事件発生状況
令和8年度第2四半期中、邦人被害にかかる事件は報告されませんでした。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
令和8年度第2四半期中、邦人被害にかかる誘拐・脅迫事件は報告されませんでした。
5 日本企業の安全に関する諸問題
令和8年度第2四半期中、日本企業の安全に関する諸問題は報告されませんでした。
【海外安全 虎の巻~海外旅行のトラブル回避マニュアル】⇒リンク
【ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル】⇒リンク, ⇒リンク
【安全の手引き】(当館HP)⇒リンク
……
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
所在地:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

























