【タイ】国防省は、東北部を中心とするカンボジア国境地帯の安全保障強化と住民生活向上を目的に、「水が流れ、電気が灯り、道路が整い、携帯電話が通じる」インフラ整備を進める。関係機関が共通認識の下で連携し、地域開発を具体的な成果につなげる。
給水分野では、国境地域で安定的に生活用水と飲料水を確保するため、大容量の貯水施設や浄水設備を整備。これによって住民の生活環境改善に加え、国境警備に当たる部隊の活動基盤強化を図る。
電力分野では、国境地域への安定した電力供給を目的として送電網の整備を進めており、一部の拠点ではすでに送電を開始した。電力インフラ整備により、住民生活や行政サービスの向上に加え、安全保障関連施設の運用能力向上が期待される。
道路分野では、国境沿いの巡回・監視活動を支援するための道路整備を進める。森林資源や野生生物の保護、国境管理の効率化に加え、住民の移動や物流の利便性向上も目的とする。
通信分野では、携帯電話やデータ通信の利用環境を整備し、国境地域での安定した通信サービスの提供を目指す。通信網の整備によって、住民の情報アクセスを改善するとともに、治安維持や国境監視に必要な連絡・監視体制の強化を図る。
国防省は、こうしたインフラ整備を通じて国境地域の生活環境を改善するとともに、国家安全保障の強化と地域の持続的な発展を両立させる方針。
写真:タイ首相府


























