【タイ】運輸省は10月1日から、配車アプリサービスに対する法令順守の取り締まりを強化する。対象はアプリ運営事業者、運転手、営業車両で、違反した場合は罰金や禁錮刑を含む法的措置が科される可能性がある。
シリポン・アンカサクンキアット副運輸相は9月24日、配車アプリサービスの基準向上に向けた会議を開き、陸運局をはじめ「Grab」「Bolt」「inDrive」「TADA」「MAXIM」「LINE MAN」「Lalamove」「FINGOGO」の8事業者の代表が出席した。
運輸省は、利用者に利便性と安全性を備えた質の高いサービスを提供するとともに、全ての事業者が同一のルールの下で競争できる環境の整備を目指している。これに先立ち、8事業者は6月29日に法令順守に関する協力方針を表明していた。
その後、合法的に登録する運転手が増加。新規の公共車両運転免許の取得者は月平均2915人から8839人に増え、公共オートバイ運転免許取得者も月平均2271人から9383人となり、いずれも従来の3倍以上となった。運輸省は、事業者との協力が一定の成果を上げたと評価している。
一方、10月1日以降は取り締まりを一段と強化する。アプリ事業者による無免許の運転手や未登録車両への配車などの違反行為を監視するため、新たに「アプリ評価制度」を導入。同制度では、事業者ごとの法令順守状況を記録・管理し、その結果に基づいて警告やサービス停止命令を行うほか、違反が継続した場合や改善措置が取られない場合には、アプリ認証の取り消しも可能とする。また、デジタル経済社会省やタイ電子取引開発庁(ETDA)と連携し、それぞれの権限に基づく措置も進める。
運輸省は今回の措置を通じ、事業者に対して車両と運転手の法令順守管理を徹底させる。同時に、利用者の信頼向上と、公平で透明性の高い競争環境の整備を図るとしている。



























