【タイ】サバ缶として販売されていた製品からティラピアが出てきた問題を受け、スパマート・イサラパクディ首相府相は5月5日、同様の不正がないか国内の製造業者の点検を徹底するよう、消費者保護局(OCPB)に指示した。問題は5月1日、消費者が缶詰の中身を撮影した動画をSNSに投稿したことで発覚した。
動画に映っているサバ缶の中身は明らかにティラピアで、投稿した消費者を公共放送局のPBSが取材し、大きく報じた。これを受けて食品医薬品局(FDA)が製造元である「Sri Rungngam Food」社の中部サムット・サーコーン県の製造工場を立ち入り検査。その結果、適正製造基準(GMP)の不備とともにサバ詰にティラピアを使用していたことが確認され、工場内で1万2760缶、市場で250缶が回収された。
動画を投稿した消費者はPBSの取材に対し、製造元から「サバが足りなかった」という説明とともに謝罪と補償の申し出があり、動画の削除を求められたと語った。
タイのメディアによると、サバ不足が国内外で深刻化しており、タイで「プラー・トゥー」として知られる、日本のアジに似た庶民的な食材のサバ種も供給が逼迫している。























