猛暑傾向でタイの飲料需要が増加 エルニーニョ現象発生リスクが追い風に

【タイ】世界的なエルニーニョ現象の発生リスクが指摘され、タイでも例年より高温・乾燥傾向が強まる中、飲料メーカーが販売増の恩恵を受けているという。一方で、中東情勢の長期化によるコスト上昇が懸念材料となっている。

 KGIセキュリティーズ(タイランド)がメディアに語ったところによると、2026年初めの気候はラニーニャ現象から中立状態に戻り、年後半にはエルニーニョ現象が発生するリスクが高まる見通し。2025年の異例の低温・多雨とは異なり、今年は高温・乾燥が進むとみられ、飲料消費の回復につながると期待される。「2023年のエルニーニョ現象の影響があった時期と同様に、飲料メーカーの販売数量は伸びる可能性がある」という。

 ただ、アルミ缶やPET樹脂の価格上昇が業界の下押し要因ともなっている。砂糖価格は年初来で前年比14%下落している一方、アルミ価格は22%上昇し、PET樹脂も急騰している。飲料製造の直接コストでおよそ5%を占めるガス代が第1四半期に上昇したものの、例年より暑い夏による季節需要の強さで、飲料メーカーの上半期の営業利益は堅調に推移すると見込まれる。

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