タイ首相府、春節期間に全国24時間体制の緊急警戒 火災・交通事故・PM2.5対策を強化

【タイ】タイ首相府は春節(旧正月、中国正月)期間中の安全対策として、2月17日まで全国で24時間体制の緊急警戒を実施するよう、関係機関に指示した。対象は火災、交通事故、微小粒子状物質(PM2.5)による大気汚染で、各県知事に対し即応体制の整備を求めている。

 春節の伝統行事では、線香や紙製の供物の焼却、爆竹や花火の使用が多く、乾季の強風と重なって都市部で火災が発生するリスクが高まる。首相府はこうした背景を踏まえ、消防・救助機材の常時稼働、災害対応要員の即時出動体制を整備。高リスク地域の商業施設、船着場、旅客船などでは安全点検を強化している。

 住宅地での花火保管・販売に関しては、許可・保管基準の厳格化を図り、事故防止を徹底する方針。交通面では、祖先供養や観光地への移動が集中することから、幹線道路での巡回警備を強化し、事故の未然防止に努める。

 また、政府は「現代的な春節」の実現を掲げ、屋外での焼却行為全般に対する抑制キャンペーンを展開。PM2.5の深刻化を防ぐため、供物の焼却を控え、線香の使用も最小限にとどめるよう国民に呼びかけている。

バンコク中華街での春節イベント 写真:newsclip

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