【タイ】労働省労働者保護厚生局が、ゼネコン大手のイタリアンタイ・デベロップメント(ITD)に対する安全表彰を巡る「誤解」について、表彰は同社全体の施工実績を評価したものではなく、特定の事業に基づくものであると説明した。同表彰は2025年に贈られていた。
イタリアンタイは、1月14日発生のクレーンが通過列車に直撃した事故と、翌15日発生のクレーンが走行中の車両2台を押し潰した事故で、世論の厳しい視線を集めている。事故後、一部報道で労働者保護厚生局が同社に安全認証を与えていたことが伝えられ、非難の声が上がっていた。
同局のサロート・コムカイ局長は、表彰は中部サラブリー県での建設資材の製造事業およびバンコクでの法務省矯正局の病院建設事業の2件に対して授与されたもので、いずれも個別に申請・審査されたものと説明。労働安全衛生としての管理体制を整備し、局の定める基準と条件を厳格に満たしていたと述べた。
同表彰は、工業事業では2年連続、建設事業では1年間の安全実績に基づいているという。審査対象となった両事業では、安全衛生上の法令違反による処分がなく、労働者の死亡・障害・身体欠損も発生しなかったほか、安全衛生に関する社会的責任を促進する方針も確認されていた。
サロート局長は、「表彰は申請のあった事業に対してのみ行われたものであり、企業全体の施工品質や安全体制を評価・認定したものではない」と釈明に追われた。























