【タイ】タイの複数メディアがタイ自動車産業協会(TAIA)の発表として伝えるところによると、タイ国内で走行するおよそ50万台の車両に依然としてタカタ製欠陥エアバッグが搭載されている。シンガポールで9月29日にタカタ製エアバッグが作動して破裂、ドライバーが死亡するという事故の発生を受け、TAIAが声明を出した。
タカタ製エアバッグのリコールは2008年に米国で始まり、日本でも2009年から実施された。TAIAによると、大手自動車メーカーが長年にわたりリコールを実施してきたにもかかわらず、タイでは多くの車両が未対応のまま残っている。
これまでにタイでリコール対象となった車種は、以下の14ブランド。
・シボレー(2007~2015年)
・BMW(1998~2018年)
・フォード(1998~2014年)
・ホンダ(1998~2014年)
・マツダ(1996~2014年)
・三菱(2005~2015年)
・日産(2000~2015年)
・トヨタ(2001~2014年)
・レクサス(2006~2016年)
・ジャガーXE(2015~2017年)、XF(2009~2015年)
・ランドローバー・ディスカバリー(2015~2016年)、ランドローバー(2011~2012年)
・アウディ(1997~2017年)
・メルセデス・ベンツ(2004~2016年)
・スバル(2004~2012年)
対象車の所有者は、各ブランドのサービスセンターなどに連絡し、無償交換を受けるよう呼びかけている。
TAIAのエアバッグ詳細サイト:https://www.checkairbag.com