タイ中部で最も南に位置する県で、南部と見なす官公庁もある。タイの国土が最も狭まった地で、ミャンマーとタイ湾に挟まれた土地の幅は、わずか20キロ。名産としてパイナップルが有名で、国内外のパイナップル缶詰メーカーの工場が建つ。
ビーチリゾートのフアヒンは古くからの王室保養地で、歴代王の行幸の地や現王室の離宮などが点在する。タイで最初にできたゴルフ場(ロイヤル・フアヒン・ゴルフコース)もここ。もともとタイ人の避暑地としてにぎわっていたが、外国人旅行者が増えて久しい。「300の頂の山」という意味のカオ・サームローイ・ヨート国立公園は、フアヒンと共に県を代表する観光名所。
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人口: 55万3,000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:6,368平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから281キロ(タイ道路協会)
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