【タイ】タイ・ミャンマー友好橋が2カ所に架かる北部ターク県メーソート郡で7月30日、国境を成すムーイ川が氾濫し、幅広い地域で冠水が発生している。地方電力公社(PEA)が漏電を警戒し、被災地での電力の供給を一時停止しているという。
メーソートは24、25日にも冠水し、町中の清掃を終えたばかり。今回は南隣ポープラ郡での長雨で大量の雨水がムーイ川に流れ込み、氾濫を引き起こしたという。
観光名所となっているタイ・ミャンマー第1友好橋ふもとのリムムーイ市場は、人の背丈以上の床上浸水となった。場所によっては冠水・浸水の水位が2メートルを超えているという。
現在、200世帯が浸水。そのほか多くの世帯が避難生活を余儀なくされている。学校は水が引くまで休校となった。
ムーイ川の対岸は、特殊詐欺や人身取引などの国際犯罪拠点で知られるミャワディー。
写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより