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生産管理システム@日本&タイ
生産管理システム@日本&タイ
SimLex業務ソフトウエア
生産管理システムは失敗例の多いシステムと言われています。生産管理システムが失敗する原因は、ほとんどが管理サイクルPDCA(Plan Do Check Action)の悪循環なのです。
PDCA悪循環はPlanの段階から基準が崩れていることを意味し、この基準で最も需要なのは在庫精度です。在庫精度が向上すれば生産管理70%は成功したようなものです。とは言え在庫精度を向上するのは並大抵のことではありません。
ではどうすれば在庫精度を維持向上できるか。
① 生産実績である良品と不良品の入力、資材の消費数の入力、購入品・外注品の受入入力、出荷実績入力などの在庫に関する実績をまじめに入力しかなく、近道はありません。また、リアルタイムの入力が望ましい。
② 各実績入力にたいし、毎日チェックし間違いを修正する。
③ 在庫の入力時に、在庫金額を必ず同時に登録する。製造品であれば標準原価、購入品であれば購入単価。
④ 各実績入力されたデータより、現在在庫と受払表を生成し、受払表より在庫金額計算方法(先入先出法、移動平均法、月次棚卸法など)により、在庫金額を計算する。
以上のような方法で在庫精度を維持向上できますが、これらの入力の効率化にたいし生産管理システムやバーコードシステムは重要です。
生産管理システムは、セールス管理・基準日程生産計画(MPS)、資材所要量計画(MRP)、購入品・外注品管理、在庫管理、原価管理を実装しています。
セールス管理では、見積書→P/O入力→Delivery Note→出荷実績入力→Invoice入力の一連の処理、購入品・外注品管理では、P/O入力→P/O印刷→受入実績入力→Invoice入力の一連の処理が可能です。
在庫管理においては、ロケーション別に棚卸在庫処理、現在在庫、入出庫実績処理が可能でロット別在庫にも対応しています。
生産指示の発行、購入品・外注品のP/O発行は高度なMRPからの自動発行と、手入力による発行に対応しておりお客様の実情に合わせた運用が可能です。
生産管理は基本通りの販売管理となっており非常に使いやすいものとなっています。また、各処理別に業務フロー通りのメニューが用意されていますので、日本人にもローカルスタッフにもわかりやすい操作性となっています。
セールス管理
見積書→顧客P/O入力→Delivery Note→出荷実績入力→Invoice入力となります。顧客P/OとInvoiceには承認処理が必要です。
購入品管理
P/O入力・印刷→P/O承認→受入実績入力→仕入先Invoice入力→Invoice承認となります。
MPS MRP
必要時に内示入力→MPS(基準日程生産計画)→MRP(資材所要量計画)→資材所要量計画結果の確認→オーダリリースとなります。
生産指示/実績管理
MRP処理後生産指示発行または追加オーダの作成を行い、材料払出実績、生産実績入力を行います。
在庫管理
棚卸在庫処理→入出庫入力・在庫移動・在庫品目振替、入出庫履歴→Stock Card作成となります。現在在庫はリアルタイムに更新されます。
会計モジュール
バウチャー入力・受領入力・支払入力、銀行処理、固定資産・定期仕訳、売掛金管理・買掛金管理、Debit Note・Credit Note、各種レポートの処理となります。
バーコードターミナルは日本のメーカや海外メーカから発売されています。最新のバーコードターミナルは、Android OSのものが主流で以前主流だったWindows OSのものは古いものとなっています。 Windows OSのものはWindows 7がベースのものでバーコードターミナル用のMicrosoftで対応しなくなったことが原因です。
Android OSになったことより、ユーザがスマホ感覚で使用できるようになったことで使い勝手が良くなっています。また、タブレット、スマホからの接続も可能です。容易な接続が可能なだけにセキュリティには十分な注意が必要です。
在庫管理システムのStock Cardの印刷 (タイ歳入局への提出義務がある)。この帳票が最終目標です。
バーコードシステムは失敗例も多く、成功するための留意点を述べます。
・ERP、生産管理システム、在庫管理システムにおけるバーコードシステムは、数量、金額、ロケーションを管理するものです。よく見られる失敗例は、このシステムに加工条件、品質管理、日報などの製造戦略に基ずく情報を詰め込みすぎて運用できなくなることです。
・入力者はあくまでも現場担当者であること忘れてはいけません。入力されたデータを必ず2重チェックすることが重要です。
・バーコードシステムに接続されたシステムで、部品表とStock Card (FIFO, Averageが必要)を対応していること。すなわち金額管理は絶対に必要です。特に部品表がないと生産実績入力時に子品目の消費ができません。
日本語版カタログ
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